日本障害者
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2019.11.14
コラム

パラサポ学生広報インターンレポート 全日本障害者選手権(2)

パラリンピックサポートセンター・学生広報インターン事業のインターン生による取材記事です。

第32回全日本障害者ライフル射撃競技選手権大会最終日はFR60PR MW-SH1(ライフルで50m先の的を狙って50分間で60発を撃つ種目)が行われ、渡邊裕介選手が優勝を飾った。

「全体的にうまくいっていた」渡邊選手はそう試合を振り返った。途中で6点台を出すというアクシデントもあったが、尾を引くことなく常に首位をキープし続けた。10発を6分で撃ち、全体を36分で撃ち終えるという、自身の流れを守り切ることができたことも含め流れが良かった。低い点数を出した後にそのことを引きずり点数を落としていくこともある中、調子を一定に保ち続けた点は評価されるべきである。

10月の世界選手権は本選(注1)敗退で終わった。東京2020大会の出場枠獲得を意識するあまりに気負いし、中身のない射撃をしてしまったという。そのことにより自信を失ったものの、試射で「自身」「銃」「的」の3つを合わせていくことで不安を乗り越えた。渡邊選手は「山あり谷ありの精神状態ではある。普通の射撃を常にできる大切さに最近気づいた。」と話した。本大会で年齢も性別を異なる選手が争う中、安定性は群を抜いていた。競技経験を長年積んできた中で得た気づきによる安定性は今後渡邊選手の武器になるだろう。

東京2020大会の出場枠を得るチャンスは来年の5月にペルーで開催される大会を残すのみである。配布される枠もわずか18枠と少ない。現時点で出場を決めている日本選手は女子の水田選手1人だ。渡邊選手が出場枠を獲得し、来年に控えたパラリンピックで活躍することを切に願う。

尚、同日開催されたビームライフル種目は銃の所持資格がなくとも誰でも扱える機材で行う。来週11月17日には埼玉県で障がいの有無関係なく出場できる大会(注2)が行われる。射撃競技を身近に感じられるチャンスである。足を運んでみてはいかがだろうか。

(注1) 予選(1射群で本選ができる人数に絞り込まれる)→本選(本選の上位8名が決勝に進出)→決勝

(注2) 第19回ノーマライゼーションビームライフル射撃大会

     http://hit.sports.coocan.jp/norma/norma.html

この記事を書いた人

中嶋佳菜子

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